大学で建築環境デザインに興味を持ち、UCバークレーで客員研究員として学び、その後、日本で建築デザインの「実践」と並行して、博士論文研究などを通して深めてきた「理論」を一冊の本にしました。こんな本があればいいのに、と思っていた本がようやくできました。建築環境デザインに興味のある学生および実務者の方々、そして、建築教育に携わる方々、是非。
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『環境シミュレーション建築デザイン実践ガイドブック ー自然とつながる建築をめざして』
川島範久(著)
コンピュータの急速な発展により、建築設計の現場でも扱いやすくなった環境シミュレーションを活用するためのガイドブック。「実践編」では光、風、熱といった環境要素をどのように可視化し、自然とつながる建築をどう実現していくのか、そのデザイン手法を紹介。「理論編」ではデザインの背景にあるしくみと指標・基準を丁寧に解説。
[内容紹介]
〇実践編
Step 1 敷地の気候分析
Step 2 ボリューム形状・配置の検討
Step 3 窓・間取りの検討
Step 4 外皮・設備の検討
Step 5 実測・フィードバック
〇理論編
1.シミュレーションのしくみ
光解析
CFD解析
熱負荷解析
2.評価の指標と基準
光環境
風環境
温熱環境
外皮性能
エネルギー