【Publish】新建築住宅特集2023年1月号の特集「2023年 住宅にできること 家をめぐる建築家の想像力」/特集企画:最新住宅プロジェクト12題で、進行中プロジェクトである”上野の立体長屋”が掲載されました。巻末の総評にて、藤村龍至さんが2022年5月号に掲載された”豊田の立体最小限住宅”について触れていただいています。

新建築住宅特集2023年1月号の特集「2023年 住宅にできること 家をめぐる建築家の想像力」/特集企画:最新住宅プロジェクト12題で、進行中プロジェクトである”上野の立体長屋”が掲載されました。巻末の総評にて、藤村龍至さんが2022年5月号に掲載された”豊田の立体最小限住宅”について触れていただいています。

 

以下が藤村龍至さんによる評文の抜粋です。
”年間を通じたクライマックスのひとつは5月号「家とは何か」であった。対象の根源を問う石上純也さんの「House&Restaurant」、社会に対する思想を表明するドットアーキテクツの「仮の家」という、いかにもリベラル・アーツ的な作品群の後に、対置されるかのように配置された、高気密高断熱だけどローコストで、いかにも保守的な社会の要求も含めて現代性がそつなく実現されている川島範久さんの「豊田の立体最小限住宅」が印象に残った。…(中略)…石上さんの地面に直接向かう姿勢とも、家成さんらの石場建てを模した小さな基礎の表現とも異なるが、今日のユーザーの多くが求めている方向性への批評的な実践であった。…(中略)…いま私たちはかつて植田実が状況を『都市住宅』として切り出したように、地球環境への負荷を問題とする視点を用いて「地球住宅」のような新しい枠組みをつくる時期に差し掛かってきているのではないだろうか。”